私はカナダからこのプロジェクトを応援します。世界では北米だけでなく多くの国で共同親権を採用しています。

今の単独親権では、離婚までの過程で傷ついている子どもたちが、自分が奪い合いの対象となることでさらに傷つきます。片方の親だけが親権を得ることにより、もう一方の親が子どもに会うことさえできなかったり、子育ての希望が子どもに伝わらない等、弊害があります。そして親権のない親は、親としての扶養義務を放棄して子どもの人生から消え去り養育費さえ払わないケースもまだ多くあります。

共同親権は、離婚家庭の子どもたちが両親ときちんと交流を続けるために必要だと思います。長い目で見たとき、子どもを見守るのは一人より二人、祖父母や親戚も多ければ、子どもの人生の社会的資産になります。DVや虐待がある場合は例外が必要ですが、基本は離婚後も両親が出来るかぎり協力して、子どもが成人するまで共同養育するべきだと思います。