松村直人
本プロジェクト発起人/業務・ITコンサルタント
97年東北大学理学研究科物理学専攻修了。(株)NTTデータにおいて、ITシステムの設計・開発・プロジェクトマネジメント、コンサルティング、事業立上に従事。また、”うつ”や”けんか”を抑止し、自分らしく平和な関係づくりを行う方法として、コーチングやポジティブ心理学、NVC(非暴力的コミュニケーション)を学ぶ。16年に独立し、フリーの業務・ITコンサルタントとして、地に足のついた起業の支援、スモールビジネスのIT導入支援等を実施。一人ひとりの自立のためには、経済的そして精神的な自立をできることが不可欠だと考えてる。
夫婦共働きであったこともあり、子どものオムツ替え、ミルクをあげる、保育園の送り迎え、家族のご飯を作る、寝かしつけ、洗濯、などなど家事・育児のありとあらゆることを夫婦で分担し生活してきましたが、家庭裁判所が関わるようになった現状はそんな過去の養育状況は全く無視され子どもと月1回しか会うことはできません。更にコロナにより裁判所で合意をした事項を守らなかったとしても、実効性のある働きかけを家庭裁判所は全くすることが出来ません。合意や約束事項を守ることが信頼を獲得するというビジネスでは当たり前のことが、社会秩序の根幹をなす裁判所には無いことに疑問を感じています。
本業の業務コンサルタントの視点から捉えたときに、現状の家庭にまつわる法のシステムは、矛盾だらけで時代とアンマッチを起こしています。また、三権分立のため、民法を改正し、父母の地位を対等にする共同親権にしない限り、家庭裁判所が変わることはありません。単独親権制度は奪い合い・分断のシステムであり、争いと犠牲者を生みます。明日にでも単独親権制度を廃止し、繋がり・絆を根源とした共同親権制度に転換し人に優しい平和な社会づくりをすることを望みます。
佐久間博秀
たまさん家族相談 日本共同親権・共同養育普及協会
仙台と青森で家族相談をお受けしています。多くのエピソードに、親の離婚や別居によって親子の絆を絶たれた子どもが大きくなり、親から受け取ることができなかった愛情や愛着の喪失と、その悲哀を誰にも受容してもらえなかったことへの跳ね返りがあり、傷ついた子どもの気持ちは大人になっても癒えぬままであることを感じています。
どうして日本は、この特殊とも言える単独親権を誰のために守り続けているのでしょう。親子の関係性を無視する判断を下してしまう裁判所や、支援という名の下に分断をそそのかす行政の見識は時代遅れとなっています。その犠牲となるのは常に未来ある子どもたちです。28年前、日本が批准した子どもの権利条約の第9条には「親に問題がない限り子は親から養育を受ける権利がある」という定めがあるのに、その実施法は今も見当たりません。
親子が自由に会えない国・社会をそのまま次世代に引き継いで良いものでしょうか。親権は誰のためにあるのか。関係性を脅かされた親と子の悲劇を代弁したいと考え呼びかけ人の末席に置いていただきました。
この呼びかけは親子断絶の憂き目にあった人たちの嘆きの訴えに留めることなく、昔は子どもだったすべての大人の責務ではないかと私は考え、社会構造を変えて行くため皆さんとともに声を上げます。
佐藤創
IT企業会社員
息子が3歳半の時、私が会社に行っている間に、妻が義父と共に息子を遠方へ連れて別居しました。私は仕事柄帰宅が遅く、妻は専業主婦だったため、平日の息子の監護は主に妻が行っていましたが、週末はよく息子と一緒に、公園、水族館、動物園などに遊びに出かけていました。息子は電車好きだったので、鉄道博物館に行ったこともありました。別居後の面会交流調停でそのような写真を提示し、親子の関係が良好だったことを示したにもかかわらず、家庭裁判所は息子の居所を戻すことを認めず、2ヶ月に1回4時間という審判を下したため、現在は子どもに会うだけのために、2ヶ月に1度、宮崎と神奈川を往復しています。
欧米諸国では「子どもの権利条約」に基づき、父母の離婚後も子どもは両親双方との関係を維持する「離婚後の共同親権」を条約批准前後に法制化し、両親双方との頻繁かつ継続的な交流を重視しているのに対し、日本は条約批准後も単独親権を廃止しないため、条約違反であることを海外からも指摘され勧告を受けています。一刻も早く単独親権制度を廃止し共同親権制度が導入されることを希望します。
堤則昭
親子ネットNAGANO代表
親権獲得を目的とした子の連れ去り・引き離し被害者となり、別居親となりました。その後、裁判所により離婚を強いられ、同時に非適格事由もないのに親権も剥奪されました。
奪われた子どもたちとの自由な愛情交歓の機会を取り戻すべく、子供の解放を求めて戦い続けること6年。2人の子供のうちの2男とは同居が叶い、8年目に親権を取り戻しました。再婚をしてステップファミリーとなった私には、妻の連れ子2人、私の連れ子1人がいます。戸籍も氏もバラバラだけど、どの親族とも自由に交流できる我が家の3人の子供。一方で、私と引き離されたまま、今や自ら自分の父親とすら会うことを拒むようになった長男。どちらが健全に育まれる確率に富んでいるか。別居親・ひとり親・ステップファミリーを体験して、三様の子どもたちを見ながら実感しました。
出自を知り、事実を知ることは、子供の人格形成において基本的な関心事項なのです。
黙って奪い取ったら自分のものにできるもの、それが親権です。そこで育てられることを強いられる子供。それを容認する社会。残酷すぎます。その実態を知らしめ、改革を求めなければなりません。
金光正治
カウンセラー、法廷画家、イラストレーター
「子と親のサロン:滋賀」主催。家族問題に取り組んでいます。家族の悩みについて、オープンに話し合える場所作りのために滋賀県と愛知県で活動してます。家族の悩みを気兼ねなく話せる、そして助け合いが出来る日本になってほしいと願っています。
工藤裕加
パート
息子夫婦の離婚にともない、孫と会えなくなりました。
離婚してもジジババでいたい、と思いこのプロジェクトに賛同いたします。
小畑(菖蒲)ちさほ
翻訳者
「なんでママと会えなくならなきゃいけないの?」 離婚後、5歳の息子から聞かれました。 10年経った今もその問いに答えたくて今回のプロジェクトに参加します。
親権を失った親は、現在の法制度下ではまったく無力です。
子どもたちを守ってあげることも、子どもたちの気持ちを代弁することもできません。
子どもの成長は早いです。あっという間に10年が経ってしまいました。
この10年間、単独親権制度の下でどれだけの親子が生き別れになっているでしょうか。
片親から引き離された子らは、しばしば同居親から別居親の悪口を聞かされて育ちます。
ただ一方の親に会えなくなるだけでも子どもには辛いのに、その上、同居親や親族から悪口を聞かされて育つとは、なんという子育ての状況でしょう!?
どうか次世代を担う子どもたちが、理不尽な生き別れをこれ以上強制されませんように! 離婚をしても子どもを想う気持ちは一緒。離婚後も両親が協力できるよう、一個の人間として成長し、離婚後も両親が子どものために協力できる関係性を構築するのを社会として後押ししていきませんか。
藤野 悠樹
パパ
息子と宿泊面会をする別居親です。息子はパパの前でママが好きだと言うし、ママの前でもパパが好きだと言います。親子の愛着に変わりはなく、愛おしい息子の健やかな成長を願います。
我が子に何かあった際、自分と同じように我が身を呈して救えるのは自分以外にはもうひとりの親である元パートナーしかいません。
子どもの親同士で争い、傷付き、溝を深めるのではなく、子どもの親として修復的な関係が築ける社会を目指し、単独親権制度の撤廃を求めます。
内田修
自営業
日本からフランスへ妻(フランス人)の実家に冬期休暇を2週間の予定で出発いたしました。そこで私を待ち受けていたのは想像を絶する妻による子供の奪取計画でした。
妻が勝手に日本国から連れ出したわけではございません。家族4人(子供2人と妻と私)で2週間の里帰りに同意の上渡仏いたしました。そして、その3日後にはフランスのボルドー裁判所を通じて、妻より離婚申し立て書を送達官より手渡されました。
その後、フランスでの裁判出席を余儀なくされ、日本での勤め先を退職せざるをえなくなり、日本を家族の定住地としながらフランスで裁判をすることになりました。そこで出た判決は子供が小さいため妻の実家に同居しなさいというものでした。その理由は、日本はハーグ条約に加盟していないので、子供を日本に連れ帰ってもフランス国家は子供をフランスに引きもどす手立てはないというものでした。
三輪博志
医師
2016年に私と相手の間に長女が誕生しました。私たちの不和が著しくなり、産後の母親はとうとう私の当直勤務中の留守に生後3ヶ月の娘を連れ去ってしまいました。2週後には相手の同級生の原田章恵弁護士から受任通知がありました。
大阪家庭裁判所堺支部の調停は中垣内健二裁判官が「赤ん坊なんて父親の顔なんて覚えていないんだから、そんなしょっちゅう会っても仕方がないでしょう。」と述べ破綻にしました。裁判所内での子との試行面会では稲吉麻実家庭裁判所調査官は私にマジックミラー越しに娘を5分見させただけで終了にしました。面会なしで調査書が作成され、西森みゆき裁判官は面会交流を始めない審判を下しました。子の写真をただ見せてそれを裁判所は間接交流と呼びます。大阪高等裁判所でPTSDの存在は否定され面会交流は2020年10月から行われることが審判されましたが、履行されていません。娘への愛着と真の愛を奪われたままです。
私はジュネーブでの第41回国連人権理事会で日本の子どもの連れ去りを報告しました。15万人の親に会えない子どもへの広汎で組織的な国による人権侵害に対して、国連人権理事会の不服申し立て手続きを行いました。親による子どもの連れ去りの立法不作為違憲集団国家賠償訴訟を提訴しました。被告である国は親権は基本的人権ではないと主張しました。日本の別居親は受刑者よりも子どもに会うことを制限されています。自殺者の統計でも男性離別親は女性の4倍も自殺しています。親による子どもの連れ去りこそ日本最大の家庭内暴力で児童虐待なのです。この組織的な人権侵害を法の下に容認してきたのは家庭裁判所と日本人の子どもの権利認識が低いからです。現在は子連れ別居の無法地帯となっています。どちらの親も子どもを愛しています。必死なんです。単独親権である故にこの不毛な争いが煽られて子どもが引き裂かれてしまっています。
この4年間娘に会えないままで高額な婚姻費用も払って、夜勤も呼び出しもこなし、頑張って社会運動も応援しましたが、私の心はもう限界です。
カタラン菊之進
カタラン 菊之進
私が子どもと引き離しにあったのは、今からちょうど30年前です。その当時と、ほとんど状況は変わっていません。唯一、大きな変化があったのが、当事者同士のつながりと、それぞれの当時者の情報と体験の共有です。当事者どうしでつながりあって、共同親権社会の実現のためのパワーにしていきましょう。
上原真紀子
会社員
2008年第二子誕生後、そのまま家を出されました。
6年間裁判をして、親権は取れず面会は月に一度2時間。
決定後6年経ちますが、会えたのは2回。
それもまともに会えておりません。
後2年で成人してしまうことを思うと、日々成長していく姿を見られず悔やむばかりです。
父母共に親権を持ち、養育していける世の中にしていけるよう、声を上げていきたいと思います。
竹内英治
自営業
平成18年に当時1歳9か月だった長男を連れ去られました。調停で月一回の面会交流が定められたものの、守られたのは最初の3回のみ、それも最長で1時間程度でした。
相手方は裁判所の履行勧告も無視、その後、裁判所の調査官の勧めで面会交流の調停を申し立てましたが、7年間の調停の結果裁判所が下した判断は「二か月に一回相手方が手紙を送付する」という間接交流(実質的な親子断絶)です。
こどもとは7年以上会えていません。
詳しい経緯をここで述べることは不可能ですが当事者となって私が一番感じるのは、母親、父親を問わず、子どもを連れ去られた親に対する社会のいわれのない差別と行政や司法の不当な扱いです。
特に裁判所の不毛さと言ったら、これはもう本当に酷いもので、法治国家とは思えないです。
このような現状を少しでも変えるべく呼びかけ人の一人として名乗りを挙げました。宜しくお願い致します。
山本稔
会社員
私は、普通のサラリーマンお父さんでした。私は仕事をして妻は専業主婦。そんな日常からちょっとづつ夫婦のズレが生じて不仲となり、妻は子供を連れて実家にいき別居がスタートしました。子供とも会わしてもらえなくなり面会交流、履行勧告、離婚調停、養育費、面会の間接強制と家庭裁判所に毎月のようにむかっていました。別居は10年以上になり、途中では年1回しか会えなくなっていた長男とは、最近では少し連絡が取れる状態にもなってきました。本当の親子にも関わらず、一方の親の嫌悪感があるからといって親子断絶となる世の中が変わってくれたら嬉しいです。
宗像 充
ライター
2007年に子どもと引き離され、翌年から別居親の運動を始めましたが、世論が共同親権に目を向け始めるまで10年以上の歳月がかかってしまいました。その間に生き別れになった親子たちにはごめんなさいと言うしかありません。
現在3回目の引き離しの最中。自分の親は人前に出して恥ずかしい人間じゃない、そんな思いで呼びかけ人になってます。2021年を逆転の年に。
石井政之
ユニークフェイス研究所 代表
離婚をきっかけに共同親権について関心をもつようになり、単独親権制度を悪用した、虚偽DVによる実子拉致の被害者が多数いることを知りました。
おおくの被害者が孤立しており、周囲の理解を得ることができず、子供が人質になってるために、実子拉致の被害をひろく社会に訴えることできない、と絶望していました。
この大問題について市民が自由に語り合う場として「共同親権研究会」を、友人である田中俊英(一般社団法人officeドーナツトーク代表)と立ち上げました。
主な著作に『顔面漂流記』(かもがわ出版)『自分の顔が許せない!』(平凡社新書)など多数。
鈴木健一
会社役員(かりるーむ社長)
かりるーむ株式会社(https://cari.jp)の社長をしており、両親の平等と子供の自由を願っています(要求しています)。
つむぎまどか
Webライター/親愛ロスビトハンター
子どもが親の愛を受け、一個人として扱われる世界を夢見ています。
システムが変われば意識が変わる。
意識が変われば世界が変わる。
親権にまつわる負の社会連鎖を大切な人に伝えながら、両腕範囲内で優しい世界を構築中!!
長田政江
主婦
私は「親権を失った親」の母の立場です。もう10年以上前から「面会交流」の必要性を訴えてきました。不登校児や発達障害児の教育支援をする中で、両親が離婚して、その後、拒食症になってしまった児童に出会った経験もあります。当時、私は40代後半で、まさか自分が10数年後に孫に会えなくなる、とは思ってもいませんでした。幸い、息子の元妻は約束を守り、面会交流は定期的に継続されて現在に至っています。自分の経験から、ぜひ共同親権を実現し、確かな面会交流の礎としなければならない、と痛感しています。粘り強く主張して行きましょう。
関力
会社員(IT系開発職)
一人息子の監護親、妻とは別居中です。離婚したら別居親は子供に会いにくくなる、現在の日本のシステムに疑問を感じています。「連れ去り」も「置き去り」もない、そんな社会の構築の一助になれたらと思います。