はじめまして。発起人の松村です。

本プロジェクトの実施にあたりご挨拶をさせていただきます。

民法の世界で起きていた異常事態

私がこのプロジェクトを進める理由は、今の日本の家族に起きている問題があまりにも知られていないということです。
自身も当事者になるまで全く知りませんでした。

LINEやZOOMなどをほぼ無料で利用でき、いつでも誰とでも話ができる時代にも関わらず、親子生き別れになるのが日本の実態です。
その原因は民法819条を根源とした法であり、家庭裁判所は家族を分断する機能しかありません。
決して、個人間だけの問題ではないのです。

日本は、男性育休推進、女性活躍推進、働き方改革などが進んでおり、男女ともに働いて子育てするのが当然といわれています。
書店では、コミュニケーションを円滑にするための、子育て本や、パートナーシップ本、部下育成・リーダーシップ本などが溢れています。

今の世の中は、繋がりや協力を重要とする時代なのです。

そんな時代にも関わらず、国のハードともいえる「法律」において、特に、民法の世界では全く違うことが起こっています。
民法は、「子どもを大事にしよう」、「家族の繋がりを大事にしよう」、「真に支え合おう」など、愛の溢れることが全く書かれていません。
いやいや、そんなの日常生活に関係ないでしょ、と思うかもしれませんが、本当に困ったときの拠り所が法律です。

そんな民法に書かれているのは、「(実質)子どもは親の所有物」、「家族に問題が生じたら分断する」という冷酷なものです。

130年間、法が家族を分断してきた

調べてみると、家族の根源法である民法は、130年も前に作られた「明治民法」をベースにしており、戦後に多少改変されたものの、大幅な改変は無かったようです。
また10年以上も前からこの問題を解決するために、様々な方々が努力されていたことを、当事者になりしばらく経って知りました。

今となっては、無関心で申し訳なかったという想いまで出ています。

また、私は仕事で海外在住の方々とのやり取りが多く、パートナーシップがどのような状態になったとしても、子どもに継続的に関わることが当たり前であると聞いていました。そのため、自身が当事者になって日本の状態に愕然としたことを覚えています。

アメリカ、カナダ、ドイツ、フランスなどの国では、日本のように親子が生き別れにはなりません。

国の法律が家族を分断していることが、なぜ知られていないのか。正確な理由は分かりません。

ただ、日本では、家族、パートナーシップ、子育て、親子などの身近な問題について、声を挙げて助けを呼ぶことがタブーのような風潮があるのではと思います。
海外ではカウンセリングを受けるのが日常的であると聞きますが、日本ではカウンセリング自体もタブー視されているのではないでしょうか。

愛あふれる社会に転換しよう♪

サザエさんのような3世代同居や、戸建てでコミュニティが支え合うような時代であればなんとか家族の生活を回せていたのかもしれません。
ただ、今は特に都心部においては家族が孤立しがちで、周囲が助けを差し伸べる状況に無いです。

そんな状況の中で、誰かに「助けて!」と言いたくても相談できず、崩壊寸前または崩壊してから、逃げ出すことしか出来ない。

そんな末期的な状況を生みだしている根源が民法であり、今起こっている親子の生き別れ問題、ひとり親の貧困問題、児童虐待やDVの問題に繋がっています。

私は、一人の大人として、自分の子どもを含めこれから結婚や子育てをする若い子たちにこんな状態の社会で過ごしてほしくないと思います。
家族を分断することが当たり前の社会から、繋がりを大事にする社会に転換すること。
そんな愛あふれる明るい社会に変えていくことを私は望みます。

得意を活かしたプロジェクト

本プロジェクトは、家族のタブーともいえるこの問題についてみんなで声を挙げ、知ってもらい、世論を盛り上げ一緒に法律を変えていくことが目的です。
そのために「顔出し」「名前だし」で発信していくことを決めました。

まず最初に私を含めた「呼びかけ人」が声を挙げました。
その後、「一般賛同」そして「(より強く賛同する意味で)応援団」というカテゴリーを設けています。これらの皆様で共通するのは、本プロジェクトの「賛同者」であるということです。
そして、「呼びかけ人」も「応援団」も「一般賛同」に関わらず、個々人の方々に何か制約を設けるものでは無く、逆に言えば本プロジェクトに賛同したからと言ってそれぞれの方々の活動に対して責任を持つことも、申し訳ございませんが出来ません。

共通するのは、「想いを同じくする賛同者」であることです。

また、この問題は日本に住んでいる全員が関わることであり、また既に様々な方々が活動を行っていることもあり、既存の団体とは独立して運営しています。

ただ世論を盛り上げるためには、当然限定されたメンバだけでは出来ません。想いを共感出来る方と、その方の得意を活かしながら進めないと推進力は生まれません。
そんな有機的な、アメーバ的な、最近で言うティール型のプロジェクトとして、組織運営をしています。

ご自身の得意を活かして、何か一緒にやってみたいと思われる方は是非お声がけをいただけばと思います!