4月21日に本プロジェクト主催イベント「オンライン院内集会 共同親権実現に向け自治体現場に求められること」における、嘉田参議院議員によるDVシェルター所在に関わる発言について5月12日に始まる各社報道により、当該DVシェルター入所者・予定者の皆様、そして当該施設管理者の皆様が、不安を抱く事態となってしまったことに、本プロジェクトとしましても憂慮しています。つきましては、本プロジェクトから今一度事実関係の説明をさせて頂きます。

1.本イベントの実施形態
・Zoomウェビナーで実施(YouTubeライブは機材トラブルにより中止)
・後日YouTubeにて配信(当初から想定)

2.本イベントの趣旨
国レベルで家族法改正の法制審が進みつつあるものの、受け皿となる自治体レベルで何が必要なのか明らかになっていないため、国会議員、地方議会議員、支援者を交えて議論をする。

3.当該問題が指摘された発言の経緯
参加者からの質問で、共同親権実現に反対する理由が問われDVが挙げられました。このDV対策については現状よりもしっかりやるべきという文脈の中からDVシェルターの話がされました。当日、支援者の立場で登壇していた方は、たまたま滋賀県在住者であり、DV被害を受けたことのある男性であったことから、前滋賀県知事である嘉田参議院議員が親身になって話をしている中で、滋賀県内のシェルターの所在に関係する話がされてしまいました。

4.所在特定に関して
住所等シェルターの具体的な場所が特定できる情報は話されていません。

5.動画の削除判断について
嘉田議員事務所より当該箇所の削除要請があり部分削除致しました。更に、様々なご指摘及びDV被害者の心情に慎重に配慮して本プロジェクトとして動画を削除する判断をいたしました。

最後に、私たちは、DVは解決すべき問題として考えており、被害者の男女を問わず厳正なDV対策がされることを望んでいます。

以上

2021年5月17日
子育て改革のための共同親権プロジェクト
東京都中央区日本橋2-11-7 丹生ビル2階
代表 松村 直人
TEL: 050-3479-8403

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